61-65 章
61:1 主また主人よ、素晴らしく言い表せない御力を通して、あなたは主権の御力を彼らに与えてくださいました。栄光と誉れを彼らに与えてくださったのを知っている私たちが、彼らに服従し、あなたのみこころに反抗することがありませんように。ですから、ああ、主よ、あなたが損なうことなく与えてくださった御国の統治を行えるように、健全な平和、調和、安定を彼らに与えてください。
61:2 ああ、天の主よ、世々の王よ、あなたは人の子らに、地にあるすべてのものにまさる栄光と誉れと力を与えてくださいました。主よ、彼らの助言があなたの目に良しとされ喜ばれるものとなるように導いてください。彼らが、あなたが与えてくださった御力を、敬虔な平和と穏和のうちに認め、あなたの好意を得られますように。
61:3 ああ、あなたはただひとりこれらを行うことがおできになり、また私たちのためにこれよりも遥かに素晴らしいことがおできになりますから、大祭司であり魂の守り主であるイエス・キリストを通じて、私たちはあなたをほめたたえます。イエス・キリストを通じて、あなたに栄光と尊厳が、今も世々にとこしえにありますように。アーメン。
62:1 私たちの宗教に相応しいこと、聖と義のうちに[彼らの歩みを]導くような高潔な生活のために最も有益なことを書いてきました。兄弟たちよ、もう十分でしょう。
62:2 信仰と悔い改めと真実の愛と自制と節度と忍耐に関して、あなたに覚えていただくために、議論を尽くしてきました。あなたがたは義と真実と聖なる忍耐のうちにあって、悪意を捨て、愛と平和のうちに調和を追求し、優しさのうちに目をさましていることで、全能の神に喜んでいただくべきです。前に話したとおり、私たちの父祖たちも、御父と神と造り主とすべての人に対してへりくだった心を持っていたので、神に喜んでいただきました。
62:3 私たちがあなたの心にこれらを置いたのは、非常に喜ばしいことでした。私たちが手紙を書いた宛先は、忠実で責任感があり真面目に神の教えの啓示を探求する人たちに対してだということを、よく知っているからです。
63:1 ですから、多くの偉大な例に心を留め、うなじを差し出して従順の場とし、私たちの魂を導く者たちの側に立つようにすることは、良いことです。この愚かな不和をやめ、あらゆる過ちから離れて、真実のうちに私たちの前に置かれた目的地にたどり着くためです。
63:2 もし、聖霊によって私たちが書いたことにあなたがたが従い、この手紙の中で平和と調和のために私たちがしたためた内容に沿って、嫉妬による不義な怒りを根絶やしにするなら、あなたがたは私たちに素晴らしい楽しみと喜びを与えてくれます。
63:3 また、私たちは、若い時から老年になるまで私たちの間にいて、非難されるところなく歩んできた忠実で思慮深い者たちを送りました。彼らもあなたと私たちの間で証人になってくれます。
63:4 私たちがこのことをしたのは、あなたがたに早く平和になってほしいという気遣いを私たちが持っていたこと、また今も持っていることを、あなたがたに知っていただくためです。
64:1 最後に、すべてを見通される神、もろもろの霊の主、すべて肉なるものの主――この方は主イエス・キリストと、キリストを通じて私たちを特別な民として選んでくださいました――が、その素晴らしい聖なる御名のもとに召されたすべての魂に、信仰、恐れ、平和、辛抱強さ、忍耐、自制、貞潔、分別を与えてくださって、私たちの大祭司であり守り主であるイエス・キリストを通じて、彼らが神の御名に喜ばれますように。イエス・キリストに栄光と尊厳と御力と誉れが、今もとこしえにありますように。アーメン。
65:1 では、私たちの伝言者 Claudius Ephebus と Valerius Bito を Fortunatus と共に、平和のうちに楽しみをもってすみやかに送り返してください。最後には、私たちが祈り求め、熱心に願った平和と調和を彼らがもっとすみやかに知らせてくれて、私たちももっとすみやかにあなたの良い秩序を喜べるようにしてください。
65:2 私たちの主イエス・キリストの恵みが、あなたと、キリストを通じていたるところで神に召されたすべての人に、共にありますように。キリストを通じて、神に栄光と誉れと御力と偉大さと永遠のご支配が、世々にとこしえにありますように。アーメン。